l'hermitage

days and thoughts of arina

Paris

すっかりご無沙汰してしまいました…。
色々あったのですがそのお知らせの前に簡単にパリのお話を。

ストラスブールから帰国後はパリのアパルトマンに滞在しました。
Grands Boulevards駅近くの小劇場併設アパルトマン。

当然ながら炊事洗濯、ゴミ出しは自分たちで行うルールなので
頻繁にスーパーやパン屋さんに足を運びました。
外食するという手もあったのに、もともとあまり外食する習慣がなくてちゃちゃっと作ることがほどんど。

どういうわけか、日本に比べて本当に野菜がおいしい国でした。
ストラスブールで買った大量のキャロットラペも持ち込んでお野菜中心によく食べました。

色んな場所に行きましたが印象的だったのが日本ではなかなか見かけないモスク。
モザイクがとても美しかったですし、あれこれ英語で教えてくれるおじいちゃんがいました。

でも、何より印象的だったのが開放的というか、色んな面での自由な空気です。
アパルトマンなので他の部屋には普通のパリジャン、パリジェンヌが住んでいて
夕方には同じフロアのどこかの部屋からピアノの演奏が聞こえたり、平日でも夜には小劇場で観劇した人達が
楽しそうに立ち話をしている。

そういう姿を見ていると、ちまちま神経質に「ああしないと、こうしないと」
と思っていた自分がどんどん溶けてなくなっていくのを感じました。
恐らく彼らの自由は厳しさを伴っている物だと思いますが
それでもしきたりや「こうあるべき」という重圧が大きい日本より
気持ちの面で楽しく暮らせそうな国だなと感じました。

今もアパルトマンの窓から撮った写真を見ると、少し気が楽になります。

中高年の男女がおしゃれでキリッとかっこよく、おしゃれに人生を楽しんでいる姿も
魅力的に感じた要因だと思います。

最後になりますが、この度新しい命を授かり
あと何ヶ月かしたら新しい家族を迎えます。
体調に大きな変化はなかったというのに、あれこれしていたら半年以上ブログをお休みしてしまいました…。
また不定期に更新するようにしますので、どうぞよろしくお願いします。